インタビュー|CDC新卒採用
藤井 歩

競合がめまぐるしく動き、多種多様なサービスが展開される転職市場。CDCのtype転職エージェント事業部では、自分のキャリアを真剣に考えるビジネスパーソンの転職や、自社のビジネスにふさわしい優秀な人材を求める法人をきめ細かくサポートしている。

その法人営業部内で若手から幹部に至るまで幅広い層から絶大な信頼を得ているのが、入社11年目の藤井歩だ。女性の活躍がめざましいCDCの中でも、その存在感は群を抜いている。法人営業部門の部長として6の課を束ね、転職マーケット全体の動向を俯瞰し、戦略を立てていく藤井の1日は多忙を極める。

忙しい毎日の中でも、藤井は常に明るく、とにかく前向きだ。そんな彼女はどのようにしてCDCで成長してきたのか。その歩みを語ってもらった。

藤井 歩

‟関わった相手にどういう気持ちになってほしいのか”自分に問い続けていること。

私、元気でキレイなおばあちゃんになりたいんです。いきなりそんなことを言うと驚くと思うのですが(笑)それが将来の理想像です。

そのためには、どうしたらいいのかを考えて、自分の目線で「こうなりたい」「こうしたい」ではなく、自分と関わった相手が「どういう気持ちになるか」を考えることが重要。そのために、どういう振る舞いをするべきなのかを考えてこれまで行動してきました。

私に関わってくれた人が「嬉しい」「楽しい」というプラスの感情を抱いてもらうことがとても大事だと思っています。それは結果的に、相手が自分と関わったことで幸せになって、そしてそれが自分自身の幸せにもつながってくると思うから。だから、自分軸の目線でなくあくまでも相手の感情目線で行動する、これをずっと自分に問い続けています。

クライアントのために、自分がなんとかしたい!熱き使命感に燃えた新人時代。

入社当時からこだわり続けているのは「接点を持ったからには、成果でお返しする」ということ。新人時代のエピソードですが、とても熱い想いを持って事業に取り組んでいらっしゃるクライアントに出会いました。しかし、過去にエージェントを活用した採用で良い印象がなく、当初はエージェント業者出入り禁止!という状態だったのです。

そんな中、自分なりにリサーチをしてみたところ、マーケット的に人材不足になっていて採用で苦労していることは明らかでした。この会社はきっと困っているはず!私がなんとかしなくては!という使命感が勝手に湧いてきました。

そこで、まずはクライアントに電話でコミュニケーションをとり「一人の紹介からでいいから協力させていただきたい」と何度も何度もアプローチをしました。電話でのコミュニケーションを続ける中、顔は合わせていないけれど、段々と相談していただけるように。訪問を始めてからは、実際にアポイントでいただいた時間はクライアントにとって価値のある時間にしたいと思い、新しい採用方法や様々な角度からの情報を提供し続けました。

藤井 歩

失敗と改善を繰り返す日々。傷ついたからこそ、成長した自分がある。

そんな私も、CDCでは苦戦続きでしたね。入社当時はテレアポが全く取れず、何十人もいる同期の中で下から数えられるほど悪い成績。当時は周りが全く見えておらず、もがき苦しんでいました。

そんな時に徹底していたのは、人の真似をすること。積極的に先輩の隣でテレアポを聞いてトークを盗み、時には、自分のデスクで資料を作るふりをしながら周りのテレアポに耳を傾けました。その人の声色やタイミング、セリフ、間に挟む冗談までも盗み、繰り返し実践。そうすることで、クライアントの反応を見ながらだんだんと自分のものにできるようになり、苦しい時期を乗り越えました。そんな地道な活動を続けたからこそ、一定以上の営業成績を築き、クライアントの信頼を勝ち取ってこれたのだと思います。

また、メンバーをまとめる立場になった後には新しい壁もありました。自分の価値観ややり方を無意識のうちに押し付けてしまい、当時の後輩たちが、何ができないのか、何につまずいているのか全く理解ができなくなってしまったのです。

その時に気付いたのは、一人ひとりの価値観や行動原理にしっかり向き合うことの大切さ。まずは相手を「理解」し「共感」すること。そこから始めるようになって、メンバーとの関係もスムーズになっていきました。後輩が道に迷っている時には手をとって一緒に歩く、そんなスタイルで向き合っています。最近では、メンバーから「お母さんみたい」って言われたりして(笑)。数多くの失敗をして傷ついたからこそ、たくさん成長することができたんだと思っています。

一人ひとりをプロフェッショナルに。自分の経験を後輩たちにつないでいきたい。

営業の現場では、できる限りホンネで一人の人として付き合うことを大切にしてきました。クライアントに対しても「この採用プランでは採用できないと思います」「その考え方ではお手伝いできません」とはっきり伝えることで、信用できる相手、いざとなったら相談したい頼れるヤツというポジションを確立してきました。クライアントの中にはそんな私のことを「サムライみたいだ」とおっしゃる方もいますね(笑)。

メンバーにも、一人前のビジネスパーソンとして業界を語り、クライアントにとっての頼れる相談相手という立ち位置を確立して欲しいです。また、そのためには、既存の方法論やサービスにとらわれず、時代に即した新しいHRサービスの確立を目指したいです。もちろん、私自身も、関わった人が幸せになれるような人間になるよう努力していきます。理想とする「元気でキレイなおばあちゃん」に一歩でも近づけるために、日々努力ですね。

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